成功の散歩道 YA by Yoshinori Akazawa

入選と落選のあいだ。

今日、美濃の通知がきた。
残念ながら不合格。
この間、工芸会の近畿支部展になんとか入選させていただいたが、暖かくなったりさむくなったりだ。
カプフェンベルグ国際陶芸展の巡回展が6月から7月までグムンデンで行われる。
昨年のカプフェンベルグ美術館での展示物がそのまま巡回する。
今回、日本工芸会 近畿支部展に入選させていただいた作品は扁壷だ。カプフェンベルグで展示してある作品のうちの一点と同じ形態でほとんど同じデザインだが、近畿支部展の作品には現在の思い入れが加わり、一つ銀の焼き付け行程が加わったので同じシリーズの作品ながら少し表情が違う作品にしあがった。
オーストリアと日本と同じシリーズの作品が同時期に展示、巡回されるのは少し楽しみなところもある。
賞やなにかがつくわけでもない平入選だけども、ならべていただけるだけでもありがたいと思う。感謝。

カプフェンベルグから美濃まで半年の間に国内外6回くらい落選が続いている。
日本画、絵画の落選歴も半端ではない。10回、20回と落選すると開き直ってくる。無理に展覧会にあわせた点数稼ぎの作品を作ることがなくなってくる。

入選すると、国際展だとお金がかかります。審査が無料でデジタル審査が多いからだ。落選だと現物を送る送料がいらない。入選するとなにかとかかります。
落選する方がいいこともある。
自分の作品のデザインなどをまねされたりする心配がいらない。そして主催者を客観的に見極めることができるようになる。
作品がいきたがらない何かがあるということは自分では気づかないデメリットを未然に防げるということだ。

展覧会は所詮人間の選ぶことである。というのは上村松園さんもその著書に記されています。

必要とされない場所に僕は足を運ぶつもりはないし、必要とされて自分が足を運びたい場所であればよろこんで足を運ぶし、またにぎやかになるように工夫もするだろう。
それは僕の作品にとっての姿勢でもある。なぜなら、作品は自分自身の人生だから。

出品することがその展覧会に貢献することであって、入選でも落選でもメリット、デメリットがあるのだなとおもえるようになってきました。

ノーカントリーの主人公のようにコインの裏表で自分の人生を決めるような人生はしたくない。
できるかぎり自分で努力して選ぶことのできる人生を歩みたいと思う。神様はいったい何を僕に見せてくださるのでしょうか?
by surfstar2021 | 2008-03-27 22:52 | 散歩道