成功の散歩道 YA by Yoshinori Akazawa

桜にたいするこだわり

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僕が10年前の春に一ヶ月インド旅行に行き、日本に帰ってきて改めて京都の桜、山並みを美しいとおもえることができたのはとても貴重な体験であると思っている。

一番は円山公園の夜桜の美しさに取り付かれた。写生をしてなんとか作品を描こうとおもうのだが一向にふでがすすまないままおおざっぱな写生でとまっていたのを思い出す。

あれから10年。ようやく最近桜を描くのが面白くなってきたように思う。10年たって今やっている自分の仕事をかえりみるときっとなぐりがきのようにしか見えないと思う。でも今しか描くことのできない思いもきっとあると信じている。

そして10年後、桜は10年分成長していくだろう。10年後までには日本の有名な桜を一通り取材したいと思っている。10年前、まだ学生のころに描いた桜の木の写生。それから10年たつと描かれた桜ははるかに大きく成長している。

一年桜のことを思っても実際に取材ができるのは一ヶ月もない。実際に目にする桜は葉桜や葉の散った桜の方が多いと思う。

今年、山梨の山高神代桜の取材に行った折に求めた神代桜の苗木は夜行バスで帰る途中でいったん新芽が枯れてしまった。しかし、水によくつけておいてプランターに植えつけてやると、しばらくして新芽がでてきて今はもうどんどん葉を広げ梅雨の中成長している。

桜に対する愛情を注いでやることを通して自分が桜に愛されている、自然に愛情を注がれているように思えることは絵を描く芸術家として幸せなことなのかもしれない。
感謝の毎日。
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by surfstar2021 | 2004-06-10 02:31 | 絵画について